本物の受験勉強、ニセモノの受験勉強、あなたはどっち?
受験勉強と学校の勉強との違いを説明できる人は、
学校の先生も含め、意外に少ないです。
一番驚くのは、模試で合格点を取ることだと、
本気でおっしゃる先生方が、意外に多いということです。
例えば、模試の英語の長文問題は、2題ぐらい多いです。
しかし、早大の人間科学は、長文問題が、なんと8題も出ます。
外大もそうです。
1題読むのに、たいへんな時間がかかる英語長文問題で、
2題のタイプができているからと、
8題出る大学に、どうやって合格点がとれるでしょうか。
少なくても、8題を練習している生徒にとって、2題しかやっていない模試組は、
最初から競争相手にしていません。
8題練習している者同士の戦いが、本当の受験勉強になります。
このように、本物の受験勉強とは、希望校の入試問題タイプに合わせて、
合格できるように勉強するのが、本当の受験勉強です。
そのため、100校に対して、100通りの受験勉強があるというのが正解です。
以前、慶応大学では、日本史に書き込み問題がありました。
それに対応するには、日本史に出てくる人名や事件名など、
漢字を覚える必要が出てきます。
片や、早大は、すべて、マーク方式の選択でした。
マークで選ぶなら、漢字は読めれば、十分です。
漢字を覚える、覚えないでは、勉強量にたいへん違いが出てきます。
その代わり、問題そのものは、慶応の方が、やさしかったわけです。
満点も可能でした。
それに対し、早大では、見たことも聞いたこともない問題も、いくつか作っていました。
当然、その対策は、早大用の対策になります。
このように、受験は、問題のタイプが学校別で、
ここまで違うかというほど違うので、
1校だけ決めて、その大学は、合格しきる戦略が一番ベストです。
その意味で、センター試験は大助かりです。
センターで高得点をとれば、国公立のすべて、私大の80%が合格できるからです。
つまり、大学受験とは、センターの問題タイプが、
すべて平均で90%を超すように勉強するというのが、本物の受験勉強になります。